24時間対応の重度訪問介護｜医療的ケアのできる介護ヘルパーが多数在籍しているエンジェルケアサービス

事業スタートからこれまで

重度訪問介護事業をはじめたきっかけ

2012年3月、私は横浜に引っ越してきたばかりで、最初の課題は自分の介護ヘルパーを探すことでした。そんな中、偶然にも知人の紹介で中国人留学生と出会いました。外国人との交流がほとんどなかった私は、最初は緊張しましたが、彼女は日本語が非常に流暢で、履歴書を送ってきたメールの日本語も驚くほど正確でした。週に3日ほど介護をしてもらい、時には日本と中国の文化の違いについて話し合い、とても有意義な時間を過ごしました。彼女に日本の文化を教えることで、改めて自国の文化に対する気づきがあり、障がい者であっても「人の役に立っている」と実感できる場面があったのです。

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この経験を通じて、私は「外国人の介護ヘルパーと関わることで、障がい者も教える側に回り、誰かの役に立つことができる」と気づきました。そこで、2012年夏頃から日本在住の外国人向けに「介護ヘルパーになるための日本語教室」をボランティア活動として開始しました。この活動を通じて多くの外国人ヘルパーを育成し、その後、彼らを雇用するために2013年2月に法人を設立し、重度訪問介護事業を開始しました。当初は中国、韓国、インドネシア、ブラジル、スリランカなど、さまざまな国籍のヘルパーが在籍していましたが、最終的にフィリピン人が中心となりました。

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フィリピン人ヘルパーが特に心地よいと感じる理由

最初は、なぜフィリピン人ヘルパーのケアが心地いのかその理由を明確に説明できませんでしたが、フィリピン現地を訪れた際に、その答えが見えてきました。フィリピンは多くの人々がカトリック信仰を持ち、「弱きを助ける」という精神が根付いています。介護の仕事に対しても誇りを持っており、フィリピンでは看護や介護の学校が多く存在することからも、その職業が尊敬されていることがわかります。また、フィリピンの社会には「違いを受け入れる度量」があり、ジェンダーや障がいに対しても非常に寛容です。例えば、フィリピンではダウン症の子供が普通に他の子供たちと遊んでいる姿をよく見かけます。人の違いを個性として捉え、社会全体でそれを受け入れる文化がフィリピンにはあります。フィリピン人ヘルパーも、私を「障がい者」としてではなく、ただ「車椅子に乗っている人」として接してくれます。この感覚がとても心地よく、私はフィリピン人ヘルパーの育成に特化することを決めました。

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日本語学校MANABUをダバオに設立

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2018年にはフィリピン・ダバオに「MANABU JAPANESE LANGUAGE SCHOOL」という日本語学校を設立し、日本で働きたいフィリピン人を対象に日本語教育を行っています。現在では4名のフィリピン人講師が対面やオンラインで授業を実施し、全国から生徒が集まっています。さらに2019年には、横浜市の建設事業者が集まり、協同組合HOFを設立。フィリピン人技能実習生の受け入れを開始し、2021年には特定技能人材の登録支援機関としても許認可を受け、特定技能人材の受け入れも行っています。

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こうした経験を通じて、日本とフィリピンの文化を相互に理解し、双方がWIN-WINの関係を築けるよう、これからも多くのサービスを提供していきたいと考えています。

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株式会社MAKE YOU SMILE
代表取締役 伊藤かずひろ

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